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はじめに
皆さんが、「新卒」の看板を下げて就職活動に励んだのはいつのころでしょうか。5年前。10年前。20年前。もしかしたらもっと前かもしれません。そして、これから就職活動をするという方もいるでしょう。そんな方々に、現在行われている就活(シュウカツ)を少しご紹介したいと思います。もう経験済みの方はご自分の頃と重ねてみて、まだの方はこれから経験するだろう世界を感じてみてください。 一昔前の就活はどのようなものだったのか知っていますか。今の就活生(就職活動をしている学生)に当時の話を聞くと「えっ!?」と耳を疑うことばかりでした。よく言われるのが他社へ行かせないため、内定をすぐに出して、海外旅行に連れて行ってしまうという話です。学生が内定をもらっている中から、どこの企業に入社し、どこの企業の内定を辞退しようか決めなければいけない最低ラインが10月1日と言われています。もちろん職種や業種によりこれよりも遅いところもありますが、これは現在もほぼ同じです。なので、この10月1日に他社への内定を受けるということを阻止するため、この日をまたぐ形で旅行を計画するのです。これが、バブル期の就活です。海外旅行までしてなくても、食事に何度も連れて行ったり、日本で1位と称される某テーマパークに連れて行くなど、企業が学生のご機嫌をとるということが普通に行われていました。 では、今の就活はこのようなことがあるのでしょうか。答えはもちろん「ノー」です。企業が学生のご機嫌をとるなんて今の学生からしたら頓珍漢な話です。そして、大学や就職活動のサポート会社主催のキャリア・アドバイザー(就職活動の色々な技術や精神的サポートをする職業の人。大学等での講演会や書籍執筆がメイン活動。)が栄光の日々を語り、学生の歓喜の声を聴いてから、その時代はもう終わったとオチをつけることが就活をこれからはじめる学生への最初の言葉となるわけです。 現在の就活生は本当に大変です。メディアを通しての報道でお知りになっている方も多いと思いますが、年々就活時期が早まり、早いところで大学3年(短大では1年)の夏にはインターンシップと称した会社説明会が開催されます。地方によっては大学3年の終わり(3月ごろ)から本格スタートするところもありますが、それでもインターンシップだけは夏の間に始まりますし、大企業であれば東京の時間軸で就活が進んでいくため大学3年の12月には始まってしまうのです。大学生は学業との両立と、本人たちは理由にはしたくないと言いながらも世界的経済不況の波にもまれながら頑張っているのです。 そんな大きな波を乗り越えてきたここ数年の各企業の新入社員はやはり「優秀」です。ただ、そんなに優秀な人が世の中にごろごろしているわけではなく、企業が受け入れる枠が広くても、基準に満たなければ落とされるという学生が大量発生してしまっています。
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